2015年04月10日

留守番中の吠え

ルビーは2008年7月24日に我が家に来ました。その時推定年齢7歳。でももっと若かったと思います。多分3才くらいだったのではないかなあ。

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なんと7kg弱の巨体でした。^^;今は4.6kg。

ルビーを迎える前にもう一匹のワンコさんとお見合いをしていました。
その子は見るからに若くてハイパーな小型犬で、トライアルでお散歩させて頂いた時にリードをグイグイ引っ張って後ろ足で立って歩いてしまう子でした。^^;
それを見た保護主さんが、
「後ろ足で立って歩こうとしたら足踏んづけていいから」
って。^^;;;
そ、それは出来ないな。^^;;;
(出来ないし、動物福祉的にも犬との信頼関係を考えても勿論おすすめしません。)

それで、今まで猫としか生活したことのない犬飼い初心者の私でも”この子となら大丈夫そう”と思える子を探し続けました。
そこで出会ったのがルビーです。

ルビーとのお見合いの時、彼女はとっても無邪気で穏やかで、初めて足を踏み入れる我が家にも預かりさんと一緒に物おじせずに入って来て、私を見上げてニコニコしている様な犬でした。
それで、彼女は我が家の犬になりました。

なりました。

なりました。が、^^;

我が家に迎えたその日に私が感じたのは

「犬って猫と全然違う生きものなんだ〜( ;∀;)」

という静かで、でも大きな衝撃でした。



預かりさんがルビーを置いて帰ってしまったあと、彼女はトボトボと彼女用に用意したケージ(ドアは開けたまま)に歩いて行って丸くなりました。
しばらくすると目を覚まして、そしてケージに顔を押し付けて横目私を

「ジ〜〜〜〜・・・・」

と見つめる。^^;;;

どうしよう不信感に満ちてるし寂しそうだし。( ;∀;)

その時私の脳裏には”寂しそうなルビー”が焼き付いてしまったのだと思います。

”大丈夫かなルビー、大丈夫かなルビー・・・”

心の中はそんなことばかり。

今でこそ分かりますが、私が不安な視線を送るからルビーはどんどん不安になっていったんでしょう。
もしくは私自身が不安だったからそれを彼女に投影して、ルビーが不安がってる、なんて思い込んでいたのかもしれません。
今なら”新しい家に来てたらみんな不安に決まってるよ”って思えるのですが、あの頃はルビーと一緒になって不安になってしまっていました。

”犬とは?”という事を勉強しないと、この”投影”って結構してしまいがちだと思います。
犬がそう感じていると思った事が実は自分がそう感じていることだったってこと(投影)、結構あると思うのですよ。
犬自身を見て判断できないんですよね。
それを私はルビーを迎えた直後からかなり長きに渡ってしてきてしまったと思っています。

そう、それで、ルビーは私の不安を受信してか^^;はたまた新しい家に迎えられた犬だったら当たり前の行動なのかもしれませんが、私がトイレに行く時もお風呂に入るときも後を追って、
「ピ〜〜〜〜・・・・・・」
と超音波の様な鼻鳴きを披露するようになっていきました。
そして極めつけは買物のお留守番中にケージの中で何時間でも吠え続ける事。^^;
これが私的にはかなりの衝撃で。
だって猫って留守番中吠えないし、^^;なによりこんなにも社会性のある動物だとは思ってもみなかったのです。

預かりさんのお宅ではお留守番はケージだったとのことで、
「犬って本当にそうなんだ〜」
と、我が家でも当たり前の様に使用し始めたのですが、この留守番中の吠えはケージでのお留守番ということだけが原因ではなく、新しく環境、しかも不安定な環境(もちろん私を含む。^^;)がルビーをそうさせていたのだろう事が今の私ならわかります。

そして、犬についての勉強を全くしていなかった私にも

・吠えてる時に部屋に入っちゃいけない(=吠えが強化されるから)とか、
・いやいや吠えるのは犬が自分を飼い主よりも上だと思っているからですとか(支配性理論)、
・留守番中に吠えるのは分離不安ですとか、
・ケージの中にコングを一緒に入れてあげればそのうちお留守番も楽しくなりますとか、
・普段からケージに慣らす為に部屋にいる時も時々ケージに入れましょうとか、
・吠えたらケージを叩きましょうなどなど・・・、^^;

そうと決めつけるには安易な情報や、(人間側の)困りごとに対処する”方法”に関しての情報はインターネットで簡単に入手できました。でも・・・
方法だけ漁っても何の解決にもならないんですよね。

色んなものがリンクし合ってそうなる、という事に気づけなかった私は
ルビーに色々試して余計不安定にさせて、いつか留守番の吠えだけでなく部屋中に排泄して回る、という行動まで出てきてしまいました。

そんな風になってくると、私ももう育児ノイローゼみたいな状態になって、^^;いつもピリピリしてルビーを見張ったり叱ったり。あれはいけないこれはこうしなさい、みたいな。囲い込みですよね。
それで彼女との生活が全く楽しくないものになっていました。

留守番時の吠えは、4ヶ月後くらいにはなんとかおさまって・・・でもお散歩に行ってもただなんとなく一緒に歩いているだけ。全然楽しくない。

犬との生活ってこんなものなのかな・・・。

ある時ルビーが使ったトイレシートを交換しながら涙がポロポロ零れてきたのでした。

そして思ったんですね。

私は自分が一番されたくない事をルビーにしているって。
自分だよ絶対に自分が間違ってるんだよ〜!って。


どうしてあの時、・・・

「大丈夫だよ」
「いいこだね」
「かわいいね」

って、言ってあげられなかったんだろうか。

安心させてあげる事が何よりも最優先だったはずなのに。
心を考えてあげることがまずは大切だったのに。

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ルビー before (2008年7月)

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ルビー after (2015年4月) 同じ犬に見えない。^^;;;

でも、犬って凄いですよね。
私がもう絶対に叱らない(人間仕様の叱りを使わない)と決めて生活し始めた途端、ルビーの表情が変わりました。
それはとっても小さな変化です。でも今までと違う何かを受信してくれたのがわかりました。
そのうち、一緒に歩いていると目なんかキラキラしちゃって、ルビーってこんなに楽しそうに歩く子だったんだ!って感動したのを覚えています。

犬って”今を生きている”なんてよく言われますが、本当にそう。過去じゃなくて今なんですよね。だからどんな過去があっても今やこれからをピュアに受け止めるのだと思います。

初めて会ったつもりでルビーとの関係の再構築の為にやったことは、叱らないこと(人間仕様の叱りを使わない)、彼女の感情にポジティブに働きかける自分をつくること(ポジティブな古典的条件づけ)、あとはあえてえ言うなら環境を整えること(叱りたくなるようなシチュエーションを避ける環境作り)でした。

決してルビーを変えようとするのではなく、自分が彼女にとって良いものになろうとすること・・・。
それだけ。

こんな風に、犬とはいつでも仲良くなる為にやりなおせる。それは私にかかってるということをルビーに教えてもらいました。
だから、犬との関係で迷路に迷い込んでしまっている飼い主さんがもしいたら、まずは仲良くなる為にどうしたらいいのかを少し立ち止まって考えてみませんか。
posted by カエデ at 16:25| ルビーとの取り組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月01日

新しいブログ始めました♪

今日から4月ですね!桜が綺麗です♪

4月ということで、心新たに新しいブログを立ち上げました。
犬についての学びや、それに付随した私とルビーの経験、考察などをこちらに書いて行きたいと思います。

過去にどんな勉強をしてきたかということは、こちら「ルビーとフーラは犬と猫」を読んでいただくとわかります。未熟な自分や今から思うと違うよな〜と思える自分もさらけ出しているブログです。

自分と犬との間に何か問題が起きた時。
例えばお散歩で歩けない、吠える様になった、噛むようになった、トイレをそこらじゅうにする、などなど。


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犬を迎えて、自分でも想像もしていなかった困りごとに遭遇することってあると思います。
でも、何かあったらここに戻ればいいんだと思えるものがあるととっても安心ですよね。
そんなものが実はあって、それは困った時だけでなく犬との日常の生活を豊かにしてくれるもの。
そして、彼らがいる日常は永遠に続くわけではないけれど、でも・・・。

タイトルの”犬といつでもいつまでも”というのは

「犬とはいつでも何度でも仲良くなる為にやり直せるし、
そこを目指す経験は彼らを見送ってからも私たちの心に残るもの。
ずっとずっといつまでも温かいものとして残るもの」


という想いでつけました。

何かあったらここに戻ればいいんだ、というものって?
それは、どんな犬ともその関係の基礎になるものです。
基礎なのに大切にされない傾向の強い、^^;そういうものです。
でもこれが心に届いたら、悩んでいる飼い主さん達、かなり楽になるのではないかなと思うのですよね。
犬だけでなく人間の問題でもあるので、悩みが消えた時、もしくは悩みを喜びが上回った時、自分でもびっくりするかもしれません。悩みや問題が消えなくても、その状態に自分自身でOKを出せるとか・・・ね。

悩んでらっしゃる飼い主さんに届くといいなあという思いも込めて。
学べば学ぶほど学ぶことが出てくるので終わりはないのですが、自分なりの言葉で色々書いて行けたらいいなあなんて思っています。

今まで書いていたブログ「ルビーとフーラは犬と猫」は日常のことを引き続き書いて行きたいと思います。チニタファンの方はあちらをチェックしてください。( ̄∇ ̄) って、最近書いていないのですけど。^^;;;


まだまだ使い勝手がわからなくて右往左往していますが、^^;どうぞ宜しくお願い致します。

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CDS認定ドッグコミュニケーションアドバイサー」
posted by カエデ at 17:00| Comment(0) | はじめに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする