2016年04月29日

彩の国動物愛護推進員研修会

彩の国動物愛護推進員委嘱式兼研修会に参加してきました。
3年間の任期が終了しましたが、継続して10期の推進員としてまた活動が始まります。

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愛護活動をしていると”動物の適正飼養の推進”という言葉をよく耳にします。
さらっと流してしまいそうなこの”適正飼養”という言葉、でもこれってどういう事を言っているんだろう?そこを考える努力なしに適性飼養を推し進めるのは難しいような気がします。

例えば犬を適正に飼養するということは、具体的にどういうことを言うのかな?
犬の生態や習性(犬ってどんな動物か)を理解してこそ、適正飼養が可能なのではないだろうか・・・。
じゃあ犬ってどんな動物なの??

私は9年前にルビーを迎えた時、犬達がこんなにも臭いの世界に生きていることや、同族の存在が脅威でもあり同時に必要であることも知りませんでした。
(それに、匂い世界に生きているっていうけど、それってどういうこと?というのもよくよく考えてみないとわからないことですね。)
そして犬のボディランゲージも知らなかったので、ルビーの行動を読み間違えていたことも多々あります。ルビーが吠えの出やすいタイプの犬だったら、私の勘違いが彼女の吠えを誘因し、悩んでドツボに嵌まっていたにちがいありません。(吠えがさほど酷くなくても悩むくらいなのだからどんな事になっていただろうと想像すると怖いです。^^;)
それに躾と称したきついリードショックで頸椎を損傷したり気管虚脱をおこす可能性があることにも考えが及びませんでした。
人間が犬語を話せることや、人間の話す犬語を犬達がキャッチしてくれることも知らなかった。
犬は尻尾を振っていれば喜んでいるのだと思ってた。^^;
彼らが穏やかな人が好きなんだとは思いもしなかった。(テンション高い人が好きなのかと思ってた。^^;)

・・・というように、もう数えきれないほどの大きな勘違いがありました。^^;


それから、しつけや愛護の世界では犬を(また人も)守る為、「オイデ」など呼び戻しができるようにしておきましょう、というのもよく聞きます。
じゃあ犬が喜んで「オイデ」に反応してくれるような関係はどうやってつくるの??

私はルビーを迎えた時、不安感から来るルビーの吠えを近所迷惑になるから早く止めなきゃと思って怖い顔で叱っていました。(中にはものを投げて吠えを止めようとする人もいるらしいですが。^^;)
でも(だから、ですよね)彼女は私の
「オイデ」
には全く反応しないワンコでした。
それじゃあいざという時何にもならないし、なにより寂しかった・・・。(でも自分が悪い。^^;)

中には嫌々従う犬もいるかもしれません。
いるかもしれませんが、せっかく犬を迎えたのにそんな関係では共に暮らす喜びが半減してしまうと思います。私はそうでした。あの頃のルビーのどんよりした顔と言ったら。。。
だから彼女に怖い思いをさせたり脅威を与えたりする事をやめ、穏やかに制する努力をずっと続けています。勿論犬語も使えるようにがんばります。

犬語を使える様になると、自分の犬以外のワンコさんとも犬っぽく^^;仲良くなれて、すごく楽しいんですよ。そしてそれが彼らを穏やかに制する態度のヒントになるんだなということも学びました。(端から見てると仲良くなったとは思えないくらい微妙なやりとりかもしれません。勿論私はまだまだ犬語修行中ですが、そんな気がします。)

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犬の習性を知って動物福祉に則った優しい方法で彼らと向き合ってこそ、地域の環境にもポジティブな影響を与える事ができるのではないかなと思うようになりました。
動物福祉的な視点を持ちながら彼らに対するということは、人間社会の福祉にも通じるものだと思うからです。どちらの世界から湧き上がってきてもいいのだと思います。優しさがどんどん伝播していきますように。

優しさ・・・。
犬にも人にももっと沢山の、もっと大きな”大丈夫”が必要なのかな。
でも上にも書いたような勘違い野郎^^;の私が不器用ながらも勉強してルビーとなんとかやってこれたのだからきっと大丈夫です。

学べば学ぶほど更に学ぶべきことが見えてきて戦々恐々とすることも少なくないですが、^^;
「でもきっと大丈夫」
そう思えるほどの学びが犬の世界には詰まっているのを知りました。沢山の”大丈夫”が届けられる様な、そんな発信が出来るように、また心新たに頑張っていきたいと思います。


posted by カエデ at 01:04| Comment(0) | 動物愛護・福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月22日

動物防災ソフト的な備え


今週土曜日に、集合狂犬病予防注射の会場で、動物愛護推進員の活動の一環として『動物防災』の展示をします。

水やフードを備蓄する、キャリーケースを用意するなどのハード的な備えはやろうと思えばすぐにできますが、ソフト的な備え、その中でも特に、いざという時犬や猫達がキャリーケースに喜んではいってくれるかとか、多少心がザワザワしても飼い主さんに抱っこされれば、諭されれば「ちょっとくらい気持ちがザワザワしても協力するよ」という関係を犬さん猫さんと築けるか、という部分の備えに関しては、愛護の世界にいてもほとんど浸透していないんだなと感じる現状があります。
「キャリーケースに慣らしておきましょう」という時の”慣らす”というのは、実際にどんな風に取り組めばいいのかな?というところ。
そういう部分はこういった展示ではお伝えする事ができないので、こちらの記事をリンクさせて頂きました。↓


様々なこと、ものに慣らす時、おやつが登場することも多々あると思います。
古典的条件づけの対呈示としてのおやつの使い方を知れば、よく言われる”おやつで釣る”ということとの違いがわかるので、楽しく安心して取り組めると思います。

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チニタの場合”キャリーケースはオヤツ箱”から始めました♪




posted by カエデ at 11:09| Comment(0) | 動物愛護・福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月14日

振り子が徐々に中心をとらえるように

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忘れもしない、私は初めてお散歩トレーニングに参加した時、
「ルビーが前足を掛けてきたらクルッと後ろを向いて、お座りしたらおやつをあげてください。」
って言ったのでした。

おやつではぐらかす。^^;
そんな拙かった自分の姿を今でも時々回想しています。

初めて会う人に足をかけることができる彼女が人間に対してとても開かれているという事もわからなかったし、だからと言って全ての行動を許可するのではなく、例えばおやつポーチに顔を突っ込むとか、止めて欲しい行動には(はぐらかすのではなく)「それ違うよね」とそのことに直接フィードバックを返せばいいということもわかりませんでした。

若かった彼女が、同族である犬達と歩く事を心から楽しんではっちゃけていたことにもこれっぽっちも気づかなかった。
だから、走り出すルビーをぐいぐい引っ張って、一生懸命止めようとしていました。

ルビーは首輪ではなくハーネスだったから、グイグイ引いても頸椎を痛めるということはなかったけれど、でもだからと言って体に良い訳もなく、引っ張られて首のあたりまで上がってきたハーネスに気管が締められたりしていたと思います。

それに彼女からしたら、自分のことを全く分かってもらえてないという感覚があったにちがいありません。

犬にとって自分てそんな酷い事をしていたんだ〜・・・と気づくと、今度はリードを張る事がいっさい出来なくなったり、もっと発展して、^^;一切介入というものができなくなったり、してました。
でもそのリードの張り方を調整したり、その刺激を心地よいものにする為の取り組みがあること、更に自分からの働きかけ全てを犬からみて良いものにして、そんな自分が都度都度介入を行っていくことが、犬にもそして他の人にも理解しやすいし親切だということを知って、色々調整しながら今やっとここにいます。まだまだ知識や技術を体現できていない部分はあるけれど。

気づきがあると、それまでの自分とは正反対のところを目指そうとして反対側に行きすぎる傾向があります。皆さんはありませんか?まるで振り子の様なんですよね。それもかなり振れ幅の大きい。^^;

でもみんなそうやって、バランスのとれた一番いい場所を探しているんだなって思ったのでした。
中心を捉えるまでの周期は人それぞれだけど、でも続けていればきっといつか丁度いい中心を捉えることができるよ、って私は信じています。


posted by カエデ at 13:13| Comment(0) | 叱らない・罰を与えない | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする