2016年10月24日

お腹を見せる=服従?

こんにちは。
週末はちょっと外出続きでバタバタしてました。

実家にも行って来たんですけど、人見知りだった実家の猫ももうかなりお年を召してきて、性格が丸くなってきたような気がします。月に一度顔を見せるようにしているので慣れてきた、というのもあるかもしれませんけど。
でも逆の子もいますよね。体の不調や見えない聴こえない事でイライラが募ったり過敏になってくる子もいると思いますし。

犬が噛もうとしたりすると、服従していないからだって人は言いがちですよね。
たとえそのシチュエーションが、散歩してる犬に突然触ろうとしたとか、犬が寝床で寛いでいる時に可愛くて撫でまくっちゃったとか、犬側からしたら人間の方がかなり無礼な振る舞いをした場合でも
「犬が上に立ってる」
みたいに言われてしまう、または思わせてしまう情報が多いと思います。

153ページ当たりで、森で迷った少年に2匹の犬が3日間寄り添い温めて助けた、というお話しが出てきます。
これを、犬は常に人間に服従的なので、少年のそばで眠る事は単なる服従の表現の一つである、とする意見もあるということや、
また、作家のバリー・ロペスさんという方が人に馴れた大人オオカミが、3.6kgしかないケアーンテリアに服従的な態度を取ったのをみたことがあるそうで、それを受けてこう書かれています。

”ロペスが紹介している例にしても、”服従”という言葉はあてはまらないように思える。これもまた愛の一形態なのだろう。本来、人間と他の生き物との交流の全てに序列が介在するとはかぎらない。人間は自分たちが序列で物事を考えるので、そうした行動の解釈にまで序列をあてはめがちだ。だが、服従は単に愛のもうひとつの形とも言える。”
(p.154〜p.155)

巷にあふれる「犬が上になってる」とか、
「犬は服従した方が幸せなのだ」として彼らに対する暴力を正当化したり、それを愛情遮断なんかを行う理由にしているしつけの正体がちょっと見えてきそうな気がしますよね。

ルビーはとっても大人な犬で、パピーちゃんと走り回って遊んでいる最中に突然ゴロン!とお腹を見せて転がってみたりすることが良くありました。
最初の頃、なぜあのタイミングでゴロン!なのか???と頭の中はてなだらけで一杯になりました。^^;

シチュエーションや犬の個性は色々だから、ただ単にマニュアルにあてはめて
”お腹を見せるのは服従のしるし=ルビーは下位の犬”
とはならないのですよね。

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器の大きい大人犬だからこそできる行動なのだと教えて頂いて嬉しかったのを覚えています。
なんて成熟した命なのだろうと。
私も彼女に近づきたい^^;と!

でも、引用した文章の最後に出てくる”愛のもう一つの形の服従”として、てんかんなどの発作のある飼い主を自ら介助するようになった犬のお話しが紹介されています。
犬達の境遇は、人側の受け取り方で大分違うものになってしまうなあなんて思ってます。

posted by カエデ at 15:21| Comment(0) | 読みもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする