2018年02月08日

犬から学んだ私たちの祖先

こんばんは。
今日も公園散歩行ってきました、1時間半くらい外にいたかな。日向は暖かくて眠気に襲われそうでした。^^;

その後スタバに行き、こちらの本を読み返していました。

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様々な実験や研究の紹介をしつつ、イヌについての科学的な見解を示している本ですが、この中に犬と人の特別な関係についての考察が載っています。

犬が他の動物とどんなところが違うのかという一例としてよく取り上げられるのが、人間の”指差し”という行動についての彼らの反応です。
犬の祖先と言われているオオカミや、ヒトに近いと言われているチンパンジーは、この人の”指差し”の先にあるものを確認する(そちらの方を見る)ということはできないけれども、犬はそれが出来る。ということが書いてあります。
(※ちなみに我が家の猫(*ΦωΦ)は、指を差すとその指にスリスリします。^^;)

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なんとなくチニタの写真をどうぞ。^^;

近年の比較認知科学の研究から、犬のコミュニケーション能力は人ととても似ているということがわかってきているそうです。
どうして似ているのかということの推察として、犬と共生してきた現代人(ホモサピエンス)は生き残りこんにちまで生きながらえたが、犬と共に生活しなかったネアンデルタール人は2万年前に絶滅した。現代人は長い間犬と共に生きてきたので『収斂進化』が起きたのではないか?
という考察がされています。
収斂進化とは簡単に言うと、同じようなニッチで生きる動物は似てきますよ、という感じでしょうか。だから”指差し”に対して犬はヒトと同じような反応をみせますよ、ということですかね。

さらに、私にとって印象深かったのは下記の文章です。現代人がどのように生き延びてきたかという部分で、2012年に発表された論文によると・・・

社会性の発達に関しては、それほど多くはまだ考察されていませんが、現代人が攻撃性を抑え、交友的な気質を獲得したがゆえに、共同社会を形成でき、協力関係のもとに生き延びてきたのではないかという仮説をだしています。”
(p.112) 

これを受けてペンシルバニア大学のシップマン博士は『現代人が生き延びる為のその陰の立役者が犬だったのではないか』と考察していると。古代の人間の狩猟の友、そして命を守る見張り役としてヒトと共生してきたのではないか、と。

2006年初版の「動物感覚」(テンプル・グランディン)にも同様の考察が書かれており、さらにこうあります。
文化進化はすべて協力を土台とし、人類はかかわりのない人と協力する方法を犬から学んだ。(p.400)

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犬と共に暮らすことでお互いが助け合い、協力することを学んだかもしれない私たちの祖先・・・。
共生。
収斂進化。
協調性。
・・・現代の私たちはどうだろう?攻撃性を抑えて、犬から協力することを学び、共同社会を作り上げてきたからこそ生き延びてきたはずの私たちは?
太古の昔から生き延びる方法を私たち人間に教えてくれたかもしれない犬達は、争いを未然に防ぐことば(=ボディランゲージ)がとても上手です。これからの人間も、彼らをお手本に進化していった方がいいのではないだろうかとふと思った夕暮れでした。



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posted by カエデ at 18:51| Comment(0) | 読みもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする