2018年08月25日

問題行動と傷ついた心(脳)の問題


こんばんは。(またもや寝落ちしましたが、書き出しだ日付で投稿します。すみません!^^;)
今日も暑い1日でした。場所によってはお祭りがあったようで、楽しい土曜日になった方も多いのではないでしょうか。

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2016年の8月の写真です。

今「子どもの脳を傷つける親たち」という本を読み終わって、昨日のTED動画に通じるものを感じたので、メモ的に記事にしておこうと思います。

この手の本は、トラウマを抱えている人は読むのにちょっとした決心が必要だったりするかもしれませんが・・。
この本によると、児童虐待防止法第二条では、虐待を以下の四つに分けて定義しているそうです。
身体的虐待/性的虐待/ネグレクト(育児放棄)/心理的虐待。

そして”虐待”のように、強者である大人から弱者である子供への不適切な関わり方を、"マルトリートメント"という言葉で表現しています。(言葉の成り立ちについて知りたい方は調べてみて下さいね。)

そして、なんと子どもの脳は、マルトリートメントを受けることで変形してしまうのだそうです。
とりわけ、子どもがもっとも頼りとしている身近な存在( 親や養育者)から、このような過度なストレスを受け続けると、その苦しみを回避するかのように、脳が変形していくのだとか。

そして、脳の変形はトラウマや愛着障害を引き起こし、問題行動の原因にもなり、健全な社会生活を営むことを阻害してしまうのだそうです。

ただ、救いは脳には回復する力がある、ということ。薬物療法と心理療法の併用で、回復が見込めるとのこと。
その中でも、
「あなたは悪くない。私はあなたのことをとても大切に思っている。あなたの話を丁寧に聞きたい」
というメッセージを送り続けること、そしてその子が側にいる人を安心できる人と思うこと、自分が安全なんだと思えることがとても大事なのだそう。きのうのTEDの動画の最後の方でJohan Hariさんが言ってる
「君は一人じゃないよ、愛されているんだよ」
というメッセージと被ります。

このメッセージを送り続けることで、いつか子供が自分の体験を話すことができるようになり、そしてそれを否定されず受け止められることで、自己肯定感など本当は当たり前に持っているはずの感覚も取り戻すことができるのだとか。これは、"自信を取り戻す"とも言えるんじゃないかなと思っています。

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こんな感じで、昨日のTEDをみても、また今回の脳科学的な視点からみても、やはり命の健全な発達に必要なのものは、他者と温かい繋がりを持つことなんだなと思いました。

犬だって、私達と同じ社会的動物で、この本の中でマルトリートメントによって変形がみられる古い脳と(小さいけれど)前頭葉を持っており、認知科学の世界ではサルよりも人間ぽいところがあると言われているくらいですので、同じような対応が必要なのではないかなと思ったりします。まして、考えられないほど早期に親犬から放され、寂しい想いをしているはずの子犬には、罰や叱りや無視ではなく、"優しさをもって繋がる"または"与える"という姿勢で接することが大切なのではないかなと思いました。

そう考えると、
まずはその子のすべてを受け入れ、何もしなくても、または何をしていても”おりこうさんだね(大好きだよ)”を犬にわかりやすい形で(犬が好きなものを使って)伝え続け、犬の好きなもの安心できるものを沢山つくる”名前を呼んでおやつ”(ポジティブな古典的条件づけ)の取り組みは、まさにこの部分の取り組みをしているのだと、実感します。


さて、明日は午前中からバタバタする予定。また寝落ちしないように気をつけなければ。
みなさんも楽しい日曜日をお送りくださいね。


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posted by カエデ at 23:50| Comment(0) | 読みもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする