2019年04月17日

愛護つれづれ

愛護=愛し護る事。
だから、動物愛護=動物を愛し護ること。

動物が好きで護りたいと思ったら、彼ら自身が幸せであるかどうかが気にならない人はいないのではと思います。
すると必ず”動物福祉(アニマルウェルフェア)”という考えに行きつくのではないでしょうか。動物福祉とは、”動物の身体的、心理的な幸福の状態”(※1)のことを指します。
動物福祉を考える上でその基本的な枠組みを知る必要があると思いますが、その一つにブランベルの「5つの自由(5 freedom)」があります。
有名なので、動物愛護活動に携わる方だけでなくてもご存知の方も多いかもしれませんね。(ご存知ない方は調べてみてくださいね!)

この「5つの自由」を読んで、
「そうそうその通り。動物たちにはこれらのことを保障してあげたいのよ」
と思っても、実際自分が目の前の動物にそれを提供できているか?というところまで細かく考えてみる機会はあまりないのかもしれません。

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例えば「5つの自由(5 freedom)」の中の”自然な行動を発現する自由”(※2)を考えてみたとき、人間社会の中で暮らす伴侶動物たちは、人側の都合に合わせられすぎていないだろうか?と感じることがあります。
例えば犬だったら「排泄は家の中で済ませてお散歩ではさせないようにしましょう」というのは、”排泄の匂いからお互いの情報を得ている社会的な動物である犬”からしてみたらとても不自然なことであり、心理的な幸福が満たされるとは考えにくい気がします。(排泄は、してはいけないところではさせないようにすればOKではないでしょうか。もちろんウンチは持ち帰ります。)

また、家の中で叩かれたり叱られたりして追い詰められたり、突然ガシャ缶が鳴ったりしてビックリさせられたり、という暮らしには、”恐怖と苦悩からの自由”(※2)が保障されていると言えるのだろうか?などなど、細かく考えると色々と思い当たる節があったりします。

犬が犬らしい行動ができなかったり、恐怖にさらされたりすることは彼らの生きづらさに繋がり、その生きづらさは問題行動(とヒトが呼ぶもの。)に繋がるかもしれません。つまり、犬が犬らしい行動ができないことは、犬と人間双方にとっても暮らしづらさに繋がる可能性があるのではないでしょうか。

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愛護の世界にいると”適正飼養”という言葉をよく耳にします。適正というからにはこの言葉の中にも(お互いの暮らしやすさに繋がるであろう)「動物福祉」の視点が盛り込まれるといいなあと感じていますし、この視点を実際の暮らしと照らし合わせで具体的に考え改善することが、彼らを愛し護りたいと思っている人にできることなのではないかなと感じています。


[※1『行動生物学辞典』p.387 を参考にしました。]
[※2、※3『行動生物学辞典』p.23を参考にしました。]



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posted by カエデ at 23:50| Comment(0) | 動物愛護・福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする