2017年06月07日

海馬の精神

こんにちは。
梅雨入り間近なのかな。
写真はルビーとの散歩中に出会った猫。”怖いもの見たさ”なのか、チラチラと姿を現します。

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最近ブログアップできない日がまた続いていますが、^^;”FaceBookでのつぶやき”(関連記事や追記を書きたいと思った時にここに保存しています。)はアップしている日もあるので興味のある方はどうぞ。
今日は昼間投稿したものを転載します。

こんにちは。
どんより空の埼玉です。ちょっと寒いくらい。^^;

睡蓮鉢のメダカの子、成長に差が出てきて大きい子が小さい子を虐めちゃうので(小さい方が大きい方を追いかけてることもあるけど。^^;)イケスを2つに分けました。(というか増やしました。)

新しいイケスに移す子メダカを、プラチックのスプーンで掬うのですが、その時逃げられないように(=怖がらせないように)スプーンを近づけるのですが、これって犬や猫達に定位反応(「おや、なんだろう?反応」)が出ないようにお世話する時の感じとちょっと似ているな〜なんて思ってました。
小さい頃は睡蓮鉢に手をつっこんでドジョウやら金魚やらを追い掛け回していたのに、ほんと人って変われるのね、とも思いました。(脳が成長したともいう。)^^;

写真は、最近玄関のカートの中で眠るようになってきたチニタです。買い物からの帰宅時にここで出迎えてくれた時はビックリ。玄関で寝ていてドアが開いてもビックリしないのねって。お散歩の成果かなと思ったり、他にもあれかな、これかな、と想像しています。

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犬や猫と生活していると、こちらが意図していないものが彼らにとって良い刺激(または悪い刺激)になっていたりして、日々気づきがあるなあと感じます。悪い刺激がない方が生きやすい(=幸せ)に違いないので、恐がらせたり嫌がらせたりということがないように、且つ経験の幅を狭めないような暮らし方をしたいなと思いました。

最後の文章を読んで”嫌な事を一切しない”という意味にとられてしまうかも、と思ったので追記しなくちゃと思って。

これは、”嫌な事を一切しない”という意味ではなく、”嫌だと感じないで色んな事が受け入れられるように”、という意味で書きました。
嫌なことを一切しないという姿勢だけだったら経験の幅を広げることはできないですもんね。
初めてのことや、猫だったら(犬だったら)嫌かもしれないこと、将来嫌になるかもしれないことを嫌じゃないと感じられる様にしてあげること、を指しています。
つまり”社会化”ということ。
社会化とは・・・

ある個体が発達・成熟とともに所属する環境条件下において適切な認知邸、情動的、社会的行動を学習している過程をいう。(「行動生物学辞典」より引用)

社会化には、犬や猫達が好きなものを使う必要がある、ということをずっと学んできました。
彼らがもともと好きな食べものだったり、またそういうものと一緒に登場させることであとから好きになったもの(飼い主も後から好きになったものです。)を使って、この”後から好きになる”のと同じような過程を踏みながら色んなことを好きになったり平気だったりという状態にしていってあげられるんですよね。私達人間もそうやって色んなものに社会化されてきているはずなんですよね。

だから私たちは犬達を叱ってはいけないのだと思います。人間目線の叱りは、犬達を脅えさせたり(攻撃行動につながる場合があります)、コミュニケーションに齟齬が生まれたりして、彼らに社会化とは真逆の”嫌な”印象を与えてしまう事につながるからです


先日再読した本『海馬』。


海馬は経験記憶をする場所で、経験すればするほど脳細胞が増えるのだそうです。
他の脳の部位の細胞は生きていればどんどん減って行く一方なのに、海馬の脳細胞は増えて行くそうなんです。凄いと思いませんか?そしてそれは”経験”というものが育てている、ということが書いてありました。
ただ、感情の記憶は海馬ではなく扁桃体というところでしていて、両者は隣り合ったところにあってお互い深く関係しているのだそうです。つまり、扁桃体(好き嫌いが絡む)が絡むと記憶しやすいのだそう。身に覚えのある方も沢山いらっしゃると思いますが。

でも、そんなこと言ったって犬の脳と人間の脳は違うでしょ?って思いますよね。

勿論そうなんです、人間の脳と犬の脳は違うのですが、この海馬や扁桃体のある古い脳は人間も犬もほとんど変わらないんだそうです。
人間の脳の特徴は新皮質(大脳皮質)が巨大だということであるのは、沢山の人が知っている事かと思いますが、この新しい脳は古い脳の上に建て増しされたようなもので、新しい脳は古い脳を制御するものではない、というようなお話しが『動物感覚』(テンプル・グランディン著p.76あたり)の中に出てきます。
だから、扁桃体や海馬に関して言えば、それらは犬も私達人間も同じ働きをしていると言えるのでは?と思えませんか?

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やっぱり経験は多い方が脳が育つし、そしてそれは良い印象のなかで起きた方が社会化という意味では断然良いわけですし、そういう過程が個のキャパシティを広げ、生きやすさ(=問題行動に至らないで済むひとつの道)につながるんじゃないかな、なんて思うのでした。
(人間だとトラブルに陥った時になんとかそれを乗り越えた、という経験も良いものになるみたいですね。)

ちなみにこの記事の題名「海馬の精神」は、上記『海馬』の中にでてきた言葉です。私達個人個人の未知の可能性(経験によって変化し続けられる!)を示唆した言葉として私はとっても勇気をもらいました。池谷先生のお話しはとっても楽しく希望が湧く内容なので、オススメです♪





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posted by カエデ at 16:27| Comment(0) | 社会化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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