2019年08月27日

『犬のボディランゲージを読み、人の犬的ボディランゲージを伝える講座』(2)

こんにちは。
一日おいて一昨日の続きです。

土曜日のセミナーで感じた、私たちヒトが犬に対してやりがちだなと思う勘違い(=ボディランゲージの読み間違い)の二つめが、前回の最後にでてきた「支配性理論」を当てはめてしまうことだなと感じています。

■主従関係が逆転しているから?

犬が吠えたり噛んだりというとき、
「ヒトとの間の主従関係が逆転しているから(だから力でねじ伏せて人間がリーダーだと教えなければいけない)」
と思っていたり、そう教えられる人がまだいるかもしれません。
フセをすることが服従のしるしだと思って無理やりその形をとらせようとばかりしていると、彼らの
「ねえ落ち着いて」
というメッセージを見落としてしまうかもしれません。

* * * * * *

また、服従という意味では、彼らが同族相手に時々どう理解したらいいのか悩んでしまうボディランゲージを示すことがあります。
たとえば、成熟した大人犬やキャパシティの広い犬が子犬の前で寝転がってお腹を出したり、背中を丸めて歩いたりなど、弱弱しいボディランゲージをあえて彼らがしている・・など。

お腹を見せるというその行動ひとつ見たら弱い犬なのかな?と思うかもしれませんが、普段の様子からそういうものを感じない犬がそういう行動をとるとき、別の意味が見えてくるよね?怖がったりしているわけではないのにそういう行動をするのはなぜだろう?

というところまで先日の講座では考えました。そこまで考えてボディランゲージを理解しようとすると、犬の素晴らしさがしみじみとわかるような気がします。いや、本当は生きものってどんなものでもそうやって多面的に捉えないとわからないものなのかもしれません。

190827_01.jpg

この話をしていると必ず思い出すのがルビーのことです。
彼女は普段のお散歩で犬に会うとビューンと距離をとることが多い犬でした。私はそれが相手から逃げているように見えて、彼女は犬が怖いのだと思っていた・・・というお話はブログにもよく書いてきたことです。
でも、初めてお散歩トレーニングに参加した彼女の姿(沢山の犬がいる場所で喜びのあまり走り出した。)を見たら、犬が怖いわけではなく犬らしい言葉を使っていただけだとわかったのでした。


でも、そのルビーがある日の散トレでパピーちゃんと走り回っている時に突然コロン!と転がってお腹を見せるという行動をしたのです。
怖がったり劣位の犬というわけでもないのにお腹を見せる・・どういうこと?って。


土曜日のお話しからすると、彼女はきっと興奮を鎮めたくてわざと自分が負けたみたいな恰好をとったのかなと、後になって理解するようになりました。
そういうのを見ていると、犬って落ち着きたい生きもので、だから成熟した大人犬は
「ねえ落ち着こうよ」
とおどけたりわざと劣位の犬がするような行動をとって、その場を宥めながら生きているのかなと思うようになりました。これって生きものとして見習いたい・・・。だから、私にとってルビーは先生だったなと思います。

相手や自分を落ち着かせようとフセをしたりお腹を見せたりするのを、
「服従している」(=だから何かあったら犬を服従させなければならない。
とずっと思い違いをしているのは惜しい事だと私は思います。

190827_02.jpg

大昔、ヒトは協力して狩りをするすべをオオカミ(犬)から学んだと言われています。
何度も書いていますが、オーストラリアの先住民族アボリジニの文化には
「犬のおかげで人間になれる」
と言う言い伝えがあるそうです。(「動物感覚」テンプルグランディンより。)

現代のヒトも、そんな姿勢を持つことができるのではないだろうか・・。
古代から脈々と続くイヌとヒトとの歴史の上に自分と自分の犬の暮らしもあって、さらに新しい歴史をつくっている最中なのだと思うと、共に暮らせたことが幸せだったと感じずにはいられません。
この幸せを彼らに伝える為に、私も彼らの言葉(ボディランゲージ)を使えるように成長したいと思っています。

今回のセミナーでお話しがあった、”犬のボディランゲージをどんな風に使うのか”、はまた別の機会に。(実はこれまでも記事にしていますが。)もしくはチャーリードッグスクールの「犬の森」へどうぞ☆


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posted by カエデ at 15:37| Comment(0) | セミナー・講演会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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