2018年11月04日

ネコ好きもイヌ好きも

こんばんは。
今日の埼玉は朝起きたらどんより曇り空。午後に一雨降って、予想最高気温17度でした。寒くなってきましたね。風も流行っている様子。みなさまご自愛ください。

さっきもツイッターにアップしたのですが、チニタは結構テレビが好きで、ジーっと集中して見ていることがあります♪

猫といえば、昨日の「猫との暮らし方教室」でのお勧め本をポチっとする前に、我が家の本棚に積ん読としてあったりしないよね?と確認しながら、ネコ本を色々漁っていました。
そんな中久しぶりに手に取った「ムツゴロウの猫読本」。


猫好きの方だけでなく、犬が大好きな方にもおすすめの本です。

世界を旅してわかったのですが、飼育の方法を説いたものは多いのですが、ネコとは、イヌとはどういう動物なのか、どのようにすれば彼らとより深く会話が出来るかということを記した本はめったに見つかりません。学者はイヌ、ネコについて研究するのを嫌いますし、一般愛好家には学問の知識がありません。
ネコだけ、イヌだけを見ていたのでは、得られる知識はわずかでしょう。さまざまな動物を見て、さわり、調べていると、ああ、あのときネコが示してたのは、こういうことなのかと思い当たります。(「ムツゴロウの猫読本」1989年初版。前書きより引用。)

同じ伴侶動物であるネコとイヌとの比較や、野生のネコ科動物や他の野生動物たちとのエピソードや見聞、学問的なことまで、多岐にわたって興味深い考察が繰り広げられています。

そんな”動物極彩色”のようなお話しの中でもひときわ輝きを放っているのが、犬のお話し。犬好きの人ならきっと嬉しくなるであろうエピソードが多々散りばめられています。

イヌにとっては、人間集団と一緒に生活している、というのが彼らにとっての自然な環境なのだ、というような一節が「イヌの動物行動学」の序文にもありましたが、それを知ればなおさら、私たち人間は彼らを悲しませるようなことをするのではなく、もっとうまく仲良くやっていけるのではないかと思ったりします。

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『ムツゴロウの猫読本』。
”相手のこと知ればもっと愛しくなる”、”知る”という部分を、楽しくサポートしてくれる本だと感じています。


==================[お知らせ]=================
■11月16日(金)、11月29日(木)「さいたまお散歩トレーニング」
■12月13日 夏目先生をお招きしての「リードワーク・ワークショップ」
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posted by カエデ at 19:36| Comment(0) | 読みもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月01日

犬という自然への旅

こんばんは。
さっきものすごい雨が降ってかなり涼しくなった埼玉です。エアコンなしでも室温が24度だなんて嬉しすぎます。

今日は『SWITCHインタビュー 達人達(たち)「二宮和也 × 落合陽一」』からの、
『蜆蝶(しじみちょう)我の心の中で舞え〜少年俳人・小林凜〜』を見るという流れにはまっていました。

苦境のさ中にいる子どもたちの中で、メンターと言える存在に出会える人はほんの一握りなのかもしれないけれど・・・。

一生懸命目を凝らし耳を澄まし、匂いを確かめたりして自分を励ましてくれるものをかき集め、それをお守りのように胸に抱いてやり過ごしてきた時間を思い出します。

そんな時必ず開きたくなるのがレイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』。
この本の中では、私が子どもの頃お守りのように抱いていたものがきちんと大切にされているということが、未だに私に安心感を与えてくれるのです。

自分が大切にしているものが大切にされている・・・自分は大切にされている。
そういうことなのかな。

でも、面白いことに犬を迎えてから、目の前の命を大切に扱うことも、自分自身を大切にする、ということでもあるんだなと思うようになりました。
逆説的なことが人生には沢山あるんだなと感じます。面白いですよね。

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「センス・オブ・ワンダー」と、もう一つ私が好きな本「動物感覚」から、犬という動物を知る旅の途中にいる私の中で互いにリンクし合う文章を引用します。

自然に触れるという終わりのないよろこびは、けっして科学者だけのものではありません。大地と海と空、そして、そこに住む驚きに満ちた生命の輝きのもとに身を置くすべての人が手に入れられるものなのです
(レイチェル・カーソン著「センス・オブ・ワンダー」 p.54)

けれども、人間は、今よりもじょうずに、動物に「話しかけ」て、動物の言い分を聞けるようになるはずだ。動物と話ができる人はできない人よりも、たいていは幸せだ。人間もかつては動物だった。そして人間になったときに、何かを捨てた。動物と友達になればそのいくらかでも取りもどせる
(テンプル・グランディン著「動物感覚」p.403)

この二つの文章がリンクするのはきっと、動物である犬たちは私達人間よりずっと自然に近いからかな。もっと彼らのことを知りたいし、もっと彼らが暮らしやすい世界になるといいなと思います。動物たちが暮らしやすい世界はきっと私達人間も暮らしやすいと思うので。




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2018年08月25日

問題行動と傷ついた心(脳)の問題


こんばんは。(またもや寝落ちしましたが、書き出しだ日付で投稿します。すみません!^^;)
今日も暑い1日でした。場所によってはお祭りがあったようで、楽しい土曜日になった方も多いのではないでしょうか。

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2016年の8月の写真です。

今「子どもの脳を傷つける親たち」という本を読み終わって、昨日のTED動画に通じるものを感じたので、メモ的に記事にしておこうと思います。

この手の本は、トラウマを抱えている人は読むのにちょっとした決心が必要だったりするかもしれませんが・・。
この本によると、児童虐待防止法第二条では、虐待を以下の四つに分けて定義しているそうです。
身体的虐待/性的虐待/ネグレクト(育児放棄)/心理的虐待。

そして”虐待”のように、強者である大人から弱者である子供への不適切な関わり方を、"マルトリートメント"という言葉で表現しています。(言葉の成り立ちについて知りたい方は調べてみて下さいね。)

そして、なんと子どもの脳は、マルトリートメントを受けることで変形してしまうのだそうです。
とりわけ、子どもがもっとも頼りとしている身近な存在( 親や養育者)から、このような過度なストレスを受け続けると、その苦しみを回避するかのように、脳が変形していくのだとか。

そして、脳の変形はトラウマや愛着障害を引き起こし、問題行動の原因にもなり、健全な社会生活を営むことを阻害してしまうのだそうです。

ただ、救いは脳には回復する力がある、ということ。薬物療法と心理療法の併用で、回復が見込めるとのこと。
その中でも、
「あなたは悪くない。私はあなたのことをとても大切に思っている。あなたの話を丁寧に聞きたい」
というメッセージを送り続けること、そしてその子が側にいる人を安心できる人と思うこと、自分が安全なんだと思えることがとても大事なのだそう。きのうのTEDの動画の最後の方でJohan Hariさんが言ってる
「君は一人じゃないよ、愛されているんだよ」
というメッセージと被ります。

このメッセージを送り続けることで、いつか子供が自分の体験を話すことができるようになり、そしてそれを否定されず受け止められることで、自己肯定感など本当は当たり前に持っているはずの感覚も取り戻すことができるのだとか。これは、"自信を取り戻す"とも言えるんじゃないかなと思っています。

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こんな感じで、昨日のTEDをみても、また今回の脳科学的な視点からみても、やはり命の健全な発達に必要なのものは、他者と温かい繋がりを持つことなんだなと思いました。

犬だって、私達と同じ社会的動物で、この本の中でマルトリートメントによって変形がみられる古い脳と(小さいけれど)前頭葉を持っており、認知科学の世界ではサルよりも人間ぽいところがあると言われているくらいですので、同じような対応が必要なのではないかなと思ったりします。まして、考えられないほど早期に親犬から放され、寂しい想いをしているはずの子犬には、罰や叱りや無視ではなく、"優しさをもって繋がる"または"与える"という姿勢で接することが大切なのではないかなと思いました。

そう考えると、
まずはその子のすべてを受け入れ、何もしなくても、または何をしていても”おりこうさんだね(大好きだよ)”を犬にわかりやすい形で(犬が好きなものを使って)伝え続け、犬の好きなもの安心できるものを沢山つくる”名前を呼んでおやつ”(ポジティブな古典的条件づけ)の取り組みは、まさにこの部分の取り組みをしているのだと、実感します。


さて、明日は午前中からバタバタする予定。また寝落ちしないように気をつけなければ。
みなさんも楽しい日曜日をお送りくださいね。


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