2016年07月07日

犬の気持ちを知る手助けに

先日FaceBookにこんな投稿をしました。

 こんにちは。もうこんな時間。^^;昨日と打って変わって寒いくらいの埼玉です。
人間は大脳皮質が大きくても、自分を律したり抑制したりするのがなかなか苦手ないきものなんだなあと、、、感じる今日この頃。

動物にとって”恐怖”は生存に関わる感情だから、そういうものを避ける為に動物達はそれぞれの表現を身につけてきたんだろうと思うけれど、身近にいる自分の犬のそれにはやっぱり気づいてあげたい。

お母さん落ち着いて。なんだか怖いよ。不安だよ。

あの時あの子はそう言っていたんだなぁって。人と暮らしていくしかない彼らが、その”人”に対して恐怖や不安を抱いていたらどんなに生きにくいだろうか。
 犬のボディランゲージを勉強していくと未熟だった自分に犬達がそう語りかけていたことが後になってわかって胸が締め付けられるけれど、だからこそここから先は同じ過ちは繰り返さない。という前向きな自分を作っていきたい。
 人間である自分がそう考えることができるのはきっと大脳皮質のおかげ。^^;せっかく素晴らしいものを持っているのだから幸せの為に使わなくちゃね!

ルビーを迎えるまでに色んな里親会さんをネットで調べたり実際にお見合いをしていく中で、犬達がキツく叱られたりしている光景を沢山目にしました。
あのくらいのことが出来なければ犬を迎えられないんだ・・そう思って、ルビーを迎えた時にもそんな風に接している自分がいました。(自分の中にそういう支配的な種があったというのも事実で、今でもそういうものが出てこない様自らの社会化^^;にも取り組んでいるつもりです。)

でもそのうちどうにもこうにも息苦しくなってしまって方向転換。
方向転換した先で学びだした犬の学びの中で、犬達はボディランゲージで会話しているということを知りました。

そのボディランゲージの中でもトゥーリッド・ルーガスさんの提唱している『カーミングシグナル』はとても有名で、これらを知るといかに人が犬の言葉に気づかずに生活しているかがわかるようになります。


犬を早く走らせようと、あなたが飛び跳ねたり、大きな声を出したり、手を振りかざしたりすると、よくあることですが、犬は正反対の動きをしてしまいます。あなたを落ち着かせようとゆっくりとした動きをするのです。
(p.24)
こんな感じの内容で、犬との日常生活に生かせること満載の本なのでオススメです!

イライラしてつい怒った口調で犬の名前を呼んだり乱暴に接したりすると、犬達は上記の”ゆっくり動く”以外の動作でも私達を落ちつけようとしているそうですよ。
見えなかったことが見えるようになると色んな後悔が押し寄せますけど、同時に彼らの豊かな世界を知れたことで愛しさも増すから不思議です。身近なところにこんな知らない世界が広がっていたなんて、こんなに違う世界に住んでいる犬達がいつも人間の傍にいてくれたなんて、とっても不思議で感動しますよね。


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犬の先生に教えて頂いた猫のシグナル”まばたき”。
最初は触れることもできなかったチニタと、私はこの”猫語”で仲良くなっていったのでした。
距離があっても通じるからとっても便利です♪

posted by カエデ at 15:03| Comment(0) | 叱らない・罰を与えない | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月14日

振り子が徐々に中心をとらえるように

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忘れもしない、私は初めてお散歩トレーニングに参加した時、
「ルビーが前足を掛けてきたらクルッと後ろを向いて、お座りしたらおやつをあげてください。」
って言ったのでした。

おやつではぐらかす。^^;
そんな拙かった自分の姿を今でも時々回想しています。

初めて会う人に足をかけることができる彼女が人間に対してとても開かれているという事もわからなかったし、だからと言って全ての行動を許可するのではなく、例えばおやつポーチに顔を突っ込むとか、止めて欲しい行動には(はぐらかすのではなく)「それ違うよね」とそのことに直接フィードバックを返せばいいということもわかりませんでした。

若かった彼女が、同族である犬達と歩く事を心から楽しんではっちゃけていたことにもこれっぽっちも気づかなかった。
だから、走り出すルビーをぐいぐい引っ張って、一生懸命止めようとしていました。

ルビーは首輪ではなくハーネスだったから、グイグイ引いても頸椎を痛めるということはなかったけれど、でもだからと言って体に良い訳もなく、引っ張られて首のあたりまで上がってきたハーネスに気管が締められたりしていたと思います。

それに彼女からしたら、自分のことを全く分かってもらえてないという感覚があったにちがいありません。

犬にとって自分てそんな酷い事をしていたんだ〜・・・と気づくと、今度はリードを張る事がいっさい出来なくなったり、もっと発展して、^^;一切介入というものができなくなったり、してました。
でもそのリードの張り方を調整したり、その刺激を心地よいものにする為の取り組みがあること、更に自分からの働きかけ全てを犬からみて良いものにして、そんな自分が都度都度介入を行っていくことが、犬にもそして他の人にも理解しやすいし親切だということを知って、色々調整しながら今やっとここにいます。まだまだ知識や技術を体現できていない部分はあるけれど。

気づきがあると、それまでの自分とは正反対のところを目指そうとして反対側に行きすぎる傾向があります。皆さんはありませんか?まるで振り子の様なんですよね。それもかなり振れ幅の大きい。^^;

でもみんなそうやって、バランスのとれた一番いい場所を探しているんだなって思ったのでした。
中心を捉えるまでの周期は人それぞれだけど、でも続けていればきっといつか丁度いい中心を捉えることができるよ、って私は信じています。


posted by カエデ at 13:13| Comment(0) | 叱らない・罰を与えない | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月12日

今のうちになんとかしないと?

関東・東北の大雨により被災された多くの方々に心よりお見舞いもうしあげます。
行方不明の方が早く見つかりますように、そして被災地の一日も早い復興をお祈りしています。


私たち犬飼い、猫飼いにとって、災害時の動物達の境遇というものは無関心でいられない事柄です。
まだそういう境遇にないうちに不安や焦りで気持ちがいっぱなってしまって、今のうちにこの子達をクレートに慣らさなきゃ、人に慣らさきゃ、吠えないようにしつけなきゃ、と色々焦ってしまうかもしれないけれど・・・。

でもそういう時こそ一呼吸おいて、焦りの中で見失いそうになっているものがないか考えてみることが大切かもしれません。

なぜこんなことを言うかと言うと、焦って大切なものが見えなくなっていた時期が私にもあるからです。思い出すだに恐ろしいあの頃の私。^^;あんな飼い主私でも嫌です。^^;

ルビーを迎えて留守番時の吠えに悩んでいた時、早くこの吠えを止めないと近所から苦情がきてしまうかもしれない。吠えない様にすることがルビーの為でもあるんだ、とどこかで焦って道を踏み外す自分の気持ちに言い訳をしていたような気がするからです。
そうやって、”早く(今のうちに)何とかしないと”という気持ちがどんな行動を生み出したかと言うと、

『厳しくしつける』
=”吠えを叱る”とか、
 ”なんとしても家の中で排泄させようとする(外で排泄させたくない)”とか、
そういう気持ちに繋がって行きました。

これらの何が問題だったかと言うと、
まず犬の習性を全く無視していること(犬にとって生きにくいことだと思います。)、飼い主がいつもピリピリしているので犬の不安や警戒心を煽ってしまうこと、生活の場である家庭がくつろげる場所ではなくなってしまうということ、
などがあげられると思います。
これらの事は犬にとってフラストレーションである事は間違いないですし、フラストレーションは過剰な吠えや問題行動と呼ばれるもの(ですが、実際は困っているのはワンコさん自身だったりしますよね)の原因にもなるでしょうし、なんと言っても犬も人も生活そのものがとても窮屈で楽しいものではありませんでした。

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本文とは関係ありません。散歩準備OKなルビーと散歩行く訳ではないけれどスタンバってるチニタ。^^;

今私が思うのは、
いざという時のことを考えるなら、犬との普段の生活を豊かにすること、普段の生活を豊かで笑顔溢れるものにすること。
そして、犬に不安や恐怖を与えたり無理解で接するのではなく、大らかでのびのびとした精神を育むことが何よりも大切なのではないかなということです。

そういう豊かな普段の生活があってこそ、災害などの非常事態下で強さ(動じない個々の強さ、飼い主と犬との関係の強さ)が発揮されるのではないかなあと感じています。

日常で起こるちょっとした危機(というには軽すぎることなど)を
「びっくりしちゃったね〜」
と笑ってやりすごしながら、犬達にとって最大級の良いものに自分がなる工夫をすること。
そうやって『私たちは大丈夫だよね』というものを楽しい日常の中でつくっていくことが大切なのではないかなあと感じています。



posted by カエデ at 14:42| Comment(2) | 叱らない・罰を与えない | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする